マイブログ リスト
2012年5月16日水曜日
沖縄DailyVoice Imago vol.6
オリジナル
沖縄Daily Voice
Imago06
もう何度かブログを読まれて気づいた方も多いと思うが、
僕は何か気になった事を一つ見つけると、
その一点に集中してしばらく考え込んでしまう癖がある。
その考え込む題材は無尽にあり、
場合によっては壁の染みを見つけて考え始めたと思えば、
その2、3時間後には“壁”という存在そのものに
哲学をかんがえてしまう困ったちゃんです。笑
そんなノリで最近5ヶ月になった愛娘を見つめていた時に妻が、
「この子、何考えているんだろ?
まだ言葉が分からないから頭の中もア〜ア〜っていっているのかな?」、
といいました。その時の自分。ハッとした。笑
皆さん、夢は何語でみますか?
やっぱりこれを読んでる方は日本語がわからないといけないので
答えは“日本語”が多いでしょう。
でもこれは僕からすると疑わしいことで、
私達は本当に夢の中で言葉をハッキリ言っているのでしょうか?
僕はアメリカと日本のハーフです。
二カ国語話せます。
なら、僕は何語で夢をみるのでしょうか?
チクタクッ、チクタクッ、チクタクッ。。。。はい、時間でぇす。
正解は“どっちも使わない”でした。
僕の夢の中ではアメリカ人も、日本人も同様に登場しますが、
皆お互いを理解してます。何故かと言うと夢は“意識の世界”です。
意識とは普段からその人が生活する中で作られた制約の中で形成されているものだから、
一つの言語しか持たない人
(このような人たちの事を英語ではmonolingualと言います)が
夢の中で外国人とであっても“話せない”と自分の制約で考え、
“日本語を話している”んだと思い込んでいるのです。
それをハッキリと僕に教えてくれたのが僕の娘。
赤ちゃんは、言葉を話せません。
しかし、赤ちゃんは確実に夢をみますし、寝言も言いますよ。
ここで大事なポイントは、寝ながら笑いもすれば、悲しそうにもすること。
赤ちゃんには言語がないため“感情”でコミュニケーションするしかない。
となれば赤ちゃんは夢の意識の世界の中を感情だけで冒険してることになるのでは?
そしてその夢の世界の中でも嫌な事や楽しい事を見ているとすれば、
それは夢にストーリー性がある事の実証だと思います。
となると、赤ちゃんはやはり“感情”で夢の中で話している。
実はそれは夢の外、現実の世界も一緒で、お腹がすいたら悲しそうな声、
あやされている時は楽しそうな声を出していますよね?
私達人間は忘れてしまいがちですが、私達の言葉、
言語は元々生まれもってきたものではなく、
感情を表現するためのtool(道具、手段)なのです。
ある学者がいいました。
「私達人間は他の動物がほとんど持たない感情という素晴らしい機能を携えて生まれてくる」
私達の毎日の生活の基盤として働いている感情という機能は
近代文化の高度成長で言葉や数字などの合理性を優先してしまいがちな為に
忘れ去られようとしているんじゃないでしょうか?
そうなってくると、とても“悲しい”ですよね。
アメリカインディアンの大半は、文字文化を持ちません。
それは、言葉が人の口から発せられる時が一番意味を持つと考えたからです。
これが文字だと、逆にその人を制約するものとして考えていたためです。
制約だらけの今の時代。
本当に自分のしたい事を、感情を押し殺して飲み込んでいませんか?
もしそうなら、せめて夢の世界では羽を伸ばして
外国にでも飛んでみてはいかがでしょうか?
新しい世界が広がると思いますよ。。。
こんな僕の横で娘がすやすやと眠っています。
どんな夢をみているのかな?
Laterz
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿